投資と投機
シロクロジージです。
家族知人向けに、また、自分の学習の復習のために
アウトプットしております。
今回は「投機(トレード)」について書く予定だったのですが、
その前に投資と投機の違い、について触れることにしました。
二つの区別をつけないこともありますし、
「企業価値に対して資金を投ずるのが投資で、
価格自体に対して資金を投ずるのが投機」、
などと説明することもあるようです。
投機という言葉では、わかりづらかろうという判断から、
二つをまとめて「投資」とすることもありますね。
「個人投資家」と言うとき、実は
「投機家(トレーダー)」を指していることが多いような気もします。
私にとっての定義は以下のとおりです。
投資:買ったら所有し続けること。Buy and Hold.
投機:売ることを前提に買うこと。買い戻すことを前提に売ること。
そもそもなぜこうした区別が必要かと言うと、
資産運用で失敗する原因の一つに、
自分がやっているのが投資なのか投機なのかわかっていない、
というのがあると思います。
5年~10年後の企業業績に「投資」していたつもりが、
株価が下がったので怖くなって売ってしまったが、
やはりその後、株価は上昇した…
1週間以内に利確するつもりが、
業績のいい企業のようなので、継続保有した。
そして気づくと含み損。損切できずに塩漬け…
などの話はネット上にゴマンと溢れていますね。
これらは自分が「投資」するつもりだったのか、
それとも「投機」による売買益を狙ってたのかが、
わかっていなかった、あるいは曖昧だったために
売買タイミングがブレてしまったわけです。
(わかっているのに損切できない、
という事例については別テーマで執筆予定です)
そんなわけで、これから資産運用を始めようというとき、
自分なりの「投資」「投機」の定義を持っていた方がいいと思います。
ちなみに
投資は英語で "investment"。
もともと「服を着せる」「権力を与える」の意味。
投機は "speculation"。
「推測」「思惑買い」の意味です。
「貿易」「交換」を意味する"trading"よりも、
"speculation"というほうが、
投機とはどんな活動であるかがはっきりする気もしますね。
シロクロジージは、
日本株とアメリカ株(ETF含む)に「投資」を行い、
日経先物とFXで「投機(トレード)」を行っております。
売買手法などについても今後、執筆するかもしれません。
それではまた!